
高機能版は、「EfficientEX」のフリー版よりも2倍~3倍高速です。
フリー版を利用されていて、もう少し動作が速い方がいいと感じられた場合は、こちらの高機能版をお奨めします。
高機能版は高機能版のご購入か、有償ライセンスでのみ提供いたしております。
フリー版も高機能版も、クラウド上の同一のデータを使用します。
これにより、学校では高機能版を自宅ではフリー版を使用するといった利用法も可能です。
高機能版がフリー版より高速な理由を、以下に説明します。
マークシートの自動採点を行う場合を例にとります。
今、生徒A、生徒B、生徒C、生徒D、生徒Eの5人のマークシートを読み取って自動採点を行うとします。
フリー版の場合は、生徒Aの採点処理が完了してから、生徒Bの処理、それが完了したら生徒Cの処理、同様に生徒Dの処理、同様に生徒Eの処理と、それぞれの生徒の処理を順々に行っていきます。
これに対し、高機能の場合は、生徒A、生徒B、生徒C、生徒D、生徒Eの5人の採点処理を同時に並行して行うことができます。
このため、全体の処理時間が生徒1人分の時間ですみます。
並行処理のイメージ

このような動作を、マルチスレッド処理と呼びます。
高機能版ではプログラム上で処理に時間が掛かる箇所は、全てこのマルチスレッドで行うようにプログラムしています。
残念ながら、フリー版はブラウザ上で動作するという制限から、この並行処理を行うことができません。そのため、全ての処理を順々に行うことになります。
これにより、高機能版版はフリー版よりも、5倍速く処理を完了することができます。
また、プログラムが動作するための基盤となるソフトウェア(フレームワークといいます)も、フリー版と高機能は異なっています。これもパソコンの仕様から決定されています。
このフレームワークも、高機能の方が無償版よりも高速に動作しています。
これらのことにより、高機能版はフリー版よりも、5倍速く処理を完了することができます。
ただ、自動採点のようにクラウド上のデータを操作しない処理では、高速版は5倍高速に動作しますが、実際には採点したデータをクラウド上のデータベースに書き込む等の、クラウドとのやり取りが必要になります。
このため、実際に使用される上では5倍は早く動作することはありませんが、2倍~3倍高速に動作します。
ただし、これらはパソコンのCPUおよびメモリの性能にも依存するため、動作を保証するものではありません。
大よその目安とお考え下さい。